憧れていたジュエリーを身につけて、「似合っていない」とがっかりした経験は誰もがあるのではないでしょうか。私はまずティファニーのボーンカフ。華奢な手首に不釣り合いに感じてしまい、肩を落としたものです。またボリュームのあるゴールドリングも自分にはまだ早いと思い手が伸びるのに時間を要しました。でも「似合わない」という気持ちこそ、掘り下げてみると面白い気づきがあるかもしれません。
似合わないって何だろう
試着したジュエリーが「似合わない」って、具体的にどういう状況だと思いますか。
私が体験したことを箇条書きにしてみます。
- なんか違う
- 違和感がある
- 不釣り合いな感じがする
→はっきりと言語化できない、モヤっとした何か。
鏡を見て、「なんか違う」と感じると思わず目を逸らしたくなったり、
試着をもういいです、、!と止めてしまったりしてしまいます。

完敗した気持ちになることも
だけど、もう少しだけ、その気持ちを大事にしてみませんか。
似合っていなくて、がっかりするということは、少なくとも
その落胆した気持ちの分だけ、そのジュエリーが気になっているということです。
特に憧れるジュエリーって、少し高いところにあるもの、
普段と違うところにあるものが多いかもしれないです。
ボリュームがあったり、アイコニックだったり、あるいは普段の自分のテイストと違う雰囲気のジュエリーだったり。
憧れと今の自分のギャップが「なんか違う」を生み出している可能性があります。
だとすると、とても自然なことだと思いませんか??
そのギャップにもう少しだけ向き合ってみると、憧れのジュエリーに近づける自分になれるかもしれません。
主観的な認知の背景にあること
そもそも、鏡を見て、「似合わない」と感じるのは、とても主観的です。
例えば、明るい色はイメージと違う、ピンクゴールドは自分には甘すぎる、
大ぶりなものには負けてしまう。などなど、
でも、本当にそうでしょうか。

人それぞれ、きっとありますよね。
自分では似合わないと思っても意外と他人から見ると
そうではないこともあります。そして、
「似合わない」って、思うのは、自分の選択に自信が持てていない状態でも
あると考えています。
似合わないと認識する自分の思考の背景には、価値観やこれまでの経験も含めて
自分が意識的に、あるいは無意識に、選び取ってきた積み重ねでもあります。

パーソナル診断や骨格診断は合理的かもしれないし、理論に基づいて整理された仕組みは
人を安心させますよね。ファッションやお洒落、人からどう見られるのか曖昧な線を
明確にしてくれる手段の1つでもある。面白いし、流行ったのも頷けます。
だけど、ジュエリーが占める面積は洋服と比べると小さいです。時には、似合う・似合わないのジャッチより、好き・身につけたいを優先しても良いのではないでしょうか。
内面とのバランス
似合わない、自信が持てない、でも好き。諦められない。だからこそ、身につけてみる。
「似合わないかもしれないけど、私が好きだから身につける。」
それは、自分の選択に自信を持っている状態です。つまり、「似合わない」を払拭する1つの方法なのです。
内面との折り合いがついた時に、改めて鏡を見るときっと、「似合わない」とがっかりした自分とは全く違っているはずです。
少なくとも今の私はそんな感じです。

例えると、ティファニーのボーンカフは、骨格がしっかりしている人が似合うかもしれないけど、たくさん身につけるうちに、すっかり自分に(自分の中では)馴染んでいます。ジュエリーを背伸びしたり、時に気合いの様なもので、着けるうちに自分自身もジュエリーに追いついていくことだってあります。
身につけるほど自分になる
そしてジュエリーについて、ほぼ確信づいていることがあります。
「身につければ、身につける分だけ自分のイメージになる」ことです。
私が素敵だなと思う人、スタイリストさんや女優さん、アンティークショップの
オーナーさんは、たいてい、いつも同じジュエリーを身につけています。
それが私にはとても素敵に映るんです。単純に似合っているかどうかではなく、「1つのジュエリーを大事に日常に取りれていること」がいつの間にか、その人のスタイルになっていくのだと思います。自分が選び身につけていくジュエリーが、いつの間にか誰かにとっては、自分のイメージになっているかもしれません。
周囲に捉われずに、自分が選択したことはきっと自分を強くさせてくれます。
どうせなら、大好きなジュエリーを身につけて年を重ねていきたいものです。
このブログが誰かの背中を押す記事になれば良いなと思っています。
心が満たされるジュエリーの選び方: なりたい自分になるために今日もジュエリーを身につける
著者 rii 資格など:精神保健福祉士、公認心理師、ジュエリーアカウント。 ブログ「ジュエリー好きのシンプルライフ」運営 好きなジュエリー:クラシカル、モード、アール・デコ …

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
ジュエリーには短所を長所にする力があるという話
密かに思っていた話。ジュエリー販売員さんの手元

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