ジュエリー好きな方、何から選んでいいのか分からない、ジュエリー迷子、買い物迷子になってしまっている方は、好きな理由や身につける理由を掘り下げることで、今後のジュエリー選びの指針が整理されるかもしれません。高価でたくさんは手にできないジュエリー。厳選した子たちと共に過ごせたら素敵だと思いませんか。よかったら、お付き合いくださいね。
みなさんはどんな時にジュエリーを手にしますか。
記念日や自分を鼓舞するような場面。何かの勝負事だったり、変わりたいなって思う時
毎日当たり前のように身につけていたり、人によっては全く身につけない人もいる。
生活の中での優先順位も人それぞれだと思います。
私はジュエリーが好きです。
一言で言うと、美しいジュエリーを目にしたり、身につけると気持ちが高まります。
でもそれは、とても感覚的なことだと思います。
なので、その理由を少し掘り下げて考えてみました。
ジュエリーが持つ要素
ジュエリー、宝石類がお守りだったり、富の象徴だった時代があるように、ジュエリーには様々な要素があるように思います。
・自身のスタイルを表現するファッションとしての要素
おしゃれを楽しみ、ファッションの仕上げや主役になって、自分を素敵にプロデュースすることができる役割を担っていると思います。シンプルなニットやシャツも1つのイアリングやピアスで印象がぐっと素敵に変わったりすることも楽しいですね。好みのメゾンやデザインだと尚更です。
・身につけることで立場やスティタスを表現する要素
冠婚葬祭ではパールを身につける方が多いですが、社会的な場面でお祝いや弔いの表現にもなります。敬意を表すこともできます。そして、結婚の有無など属性を示したり、素材やブランドによって資産にもなり得る。それらを身につけることで得られる社会的なイメージもあるでしょう。
ジュエリーの普遍性
・永遠性、タイムレスな側面。そこには想いが宿る。
貴金属は丁寧に付き合っていくと素材の特性上、布や革製品と違って、きれいな形で何十年も100年を越えても残るのです。
それって、すごいことだと思いませんか。受け継ぎ、受け継がれるジュエリーはタイムレスな物だと思います。このことを私が強く感じたのは、祖母からマベパールの昭和の指輪をもらったことがきっかけです。
人によっては、古い指輪を美しいと感じないかもしれませんが、私がそれをみた時、なんて美しくて素敵なんだろうと心が震えました。時を経たものが持つ独特のオーラに目が奪われました。
昭和の指輪は、現代では表現できないと言われている(作る鋼がないため)細かなミル打ちや複雑な細工が組み合わされていました。千本透かしという技法やくるっと金属を巻いた細工など。そして気づいたのですが、古いものは使っている宝石類も大きく質の良いものが多いです。
何より、受け継がれたジュエリーは、見た目の美しさだけではなく、誰かが大切にしてきたジュエリーには物語があって、意思が宿っているように感じるのです。私が祖母を思う気持ちも含まれていると思います。
まとめ
どんな時にジュエリーを手にするのか、ジュエリーが持つどのような要素に引き寄せられているのか。選びとっているのか。それがそのまま、自分とジュエリーとの向き合い方。ひいては、ジュエリーを好きな理由に繋がっていると思います。
正解、不正解はなくとてもパーソナルなことです。何かを選びとる行為には少なからず理由があります。時々、自分と向き合いながらジュエリーと対話してみると面白いですかもしれません。