※ 当ブログには広告が含まれています
※ 当ブログには広告が含まれています

(買っても買っても満たされない?)マズローの5大欲求から、物欲や浪費の関係性を考察!

心を整える

精神保健福祉士・公認心理師のriiです。この記事ではマズローの5大欲求から、物欲と浪費の関係を考察してみます。どの欲求も人間誰しもが持っているのですが、満たされない欲が強すぎたり、過剰になるとストレスから浪費に繋がったり、本当は欲しくないものを買って失敗に陥ったりすることにもなり得ます。ご参考程度に読んでみてください。

マズローの5大欲求とは

マズローの欲求5段階説は心理学者のアブハラム・マズローによって提唱された理論です。人間の生きていく中で感じる欲求が階段のように、順番で満たされていくという理論です。階段を上るたびに欲求を満たすことの難易度が上がります。「より上位の欲求」と呼んだりします。

|無料イラスト・フリー素材なら「イラストAC」

1段目 生理的欲求
生きていくための生理的な欲求(食事・睡眠など)
2段目 安全欲求
命が守られる 安心安全に生活ができる

1段目と2段目はごく本能的な欲求

3段目と4段目は精神的な欲求

マズローの理論では、1段目と2段目の本能的な欲求を満たせている場合に、より上位の3段目と4段目は精神的な欲求を渇望することになります。この欲求の強さやどのようにして満たしたいのかは人それぞれで異なります。

物欲を読み解く鍵になるかも。

社会的欲求と物欲

3段目の階段、「社会的欲求」は所属欲求・愛される欲求のこと。例えば、学校や会社など特定の集団に所属することで安心感を得たり、人に受け入れられることなどが該当します。この欲求が満たされないと、不安になったり、孤独を感じたりします。人との繋がりで安心感を得たり、暮らしに張り合いが出たりする、とても大切な欲求です。

社会との繋がり

社会的欲求は、SNSの交流でも持つことができます。同じ趣味や好きなこと良いものを共有して繋がりを持って、一緒に楽しむことも素敵です。

社会的欲求を満たす手段にもなる?

社会的欲求と物欲には関係があるのでしょうか。欲しいジュエリーやブランド品を見て、「みんなも持っている」「流行っている」という点で欲しくなるような気持ちは、ミーハー心もありますが、一種の帰属意識。「みんなが持ってる安心感」や「繋がり」を望んでいるかもしれません。

推し活のグッズやスクールリングも良い例で、帰属意識が現れていますね。物を通じて、繋がりを表現しています。

繋がりがあるから余計楽しい!

承認欲求と浪費

4段目は「承認欲求」で社会的欲求が満たされたのちの渇望欲求です。「他者に認められたい」「尊重されたい」など社会の中の地位的欲求や所属の中でのステータスなどが該当します。人によっては仕事で認められること、スポーツで功績を挙げること、お金持ちになること、地位や名声を得ることなど様々な形で現れます。

強すぎるとストレスにもなり得る欲求。

承認欲求を分かりやすく簡単に満たせるのが「買い物」です。

・おしゃれに見られたいから、流行りのファッションを取り入れる
・お金持ちに見られたいから、ハイブランドのバッグを持つ
・すごいと思われたくて、良い車に乗る
・注目を集めたくて、レア物のグッズを手に入れる

承認欲求は誰でも持ってるよ。

▶︎承認欲求が強いことで、ストレスを感じたり、買い物依存気味になることもある

▶︎承認欲求があることで、仕事や勉強を頑張れる

承認欲求は別に悪いものではありません。自己実現に向かっていける良い側面もあります。ただ、お買い物が承認欲求を満たす手段になってしまうと「自分が欲しいのか」「認められたいから欲しいのか」が見えにくくなり、結果、買っても買っても満たされない等に陥ることも。

「認められたい!」「他者からの評価」>「自分の評価」

になると、満たされるための行為を重ねていくことになります。

承認欲求は強すぎても弱すぎても

しんどくなる。

 

恐らくですね、SNSなどをしている人は承認欲求は強めです。(私も含めて)

上手く暮らしのモチベーションに繋げたり、自分自身の目標の糧にしたり、コントロールできると

良いなぁと思います。私はミニマリストの方の本を読んだりして、自分の物欲を観察するようになりました。(大好きなブロガーのponpocoさんの本。)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

200着の服を8割減らしたら おしゃれがずっと楽しくなった [ ponpoco ]
価格:1,650円(税込、送料無料) (2024/8/11時点)

楽天で購入

 

自己実現の欲求

最後の欲求は、自己実現の欲求です。自分らしく生きること、自分軸で選んでいくこと。ここには、他者の意見や評価は入ってきません。成長欲求とも言われており、自分自身が「こうなりたい」「これを頑張りたい」など内発的な動機付けを元に行動していきます。私個人としては、健全な物欲と呼んでいます^^

(自己実現と物欲の例)
・試験に合格して、◯◯を買おう!
・理想に近づくため、◯◯を買おう!
→見合う自分になるため、頑張ろう!!

自分の理想を実現するためのお買い物

まとめ 自分軸と他人軸の物欲

とはいえ、情報が溢れている今、自分軸と他人軸は分かりにくくなっていて、簡単に他人の持ち物や暮らしにアクセスできるため、誰しもが影響を受けやすくなるのです。承認欲求や自己実現の欲求の境も「今、自分がどうなのか」自覚するのは、結構難しいことだと考えます。

理論ベースなので小難しい内容になりましたが、個人的には、「ときめき」や「適度な物欲」は元気な証拠。人が持ってるものが良いなと思うのも、それだけアンテナが広いということです。

でももし、「買って満たされない」「次々に欲しいものが出てくる」ことが負担になっている場合や「浪費を減らしたい」「買い物の後で罪悪感を感じる」ような場合は、少し自分のことを振り返ってみるのも1つです。対人関係で我慢強かったり、なんだか自信が持てなかったり、日々を頑張りすぎていらっしゃるのかもしれません。

私自身も元々は浪費癖がありましたが、お金の使い方や自分の行動を振り返ることで

自然とストレスが減って、お金も貯まるという良い循環が生み出されたので、

もしよろしければ、下記の記事も参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。