「一生物」「タイムレス」「名品」そんな言葉が大好きなriiです。歳を重ねる毎に一緒に歩んでいけるようなジュエリーって何?吟味して選んでずっと大切にしたい。はたまた、「一生物」は、自分へのご褒美の言い訳にもなってしまいそうな魅力的なキーワード。
でも実際、一生物と呼べるジュエリーの定義はあるのでしょうか。
ジュエリー購入には失敗したくない!贈り物に迷っている方の参考になれば嬉しいです。
定番No.1 真珠のネックレス
一生物の定番とも言えるのは、二十歳の誕生日や結婚前に贈られることも多い
真珠のネックレスでしょうか。ちなみにですが、
私の母はジュエリーを箪笥に大切にしまって、使わないタイプの人なので
結婚前はジュエリーではなく、新生活に必要な家電を贈ってくれました、、
(実用的で助かったけど、、花嫁道具の真珠は憧れます。)
冠婚葬祭に使用される真珠のネックレスは実際、一生物になり得ると思います。
登場するシーンは限られるかもしれないけど、大切な節目に一緒に過ごせるパールは
思い出を重ねていけて素敵ですし、ライフイベントに寄り添ってくれるでしょう。
1つきちんとしたもの(照り、巻き、大きさが良いもの)があると
あらゆるフォーマルシーンに対応できるので、ないよりはある方が良いですね。
私はいくつかパールのネックレスを持っているものの、あこやフォーマールパール7mm〜9mmサイズのものは、実は持っていないので、いつも家族に借りています。
購入のタイミングを逃して、30代になっている感じです。
社会人になって、喪服やパーティドレスを揃えるよりも前に
少し頑張ってフォーマルパールのセットを買っておいたら良かったと思うところです。ずっとずっと使えますから♪
真珠のまろやかで内から発光するような光が大好きです。
ネックレスの盲点について
これは私が祖母(ジュエリーが好き)から学んだことですが、ペンダントの留め具です。
祖母が60代後半〜70代だったと思います。素敵なペンダントがいくつかあるのに、
全く使っておらず、首からすっぽり被るタイプのロングネックレスばかり使っていました。
「こっちの方が楽なんよ」とのこと。なるほど、ペンダントの留め具って
歳を重ねると扱いにくくなるんだ。と知りました。
少し脱線しますが、鉄のフライパンも一生物と言われるけど重くなって使わなくなると
聞きました。大好きなジュエリーも一生同じ形で使える訳ではないと結構衝撃でした。
(指輪はサイズ直しが考えられるけど、ペンダントはサイズアウトの心配がないと思いがちでないでしょうか)
でも私自身、憧れのペンダントを「えぃ!(おばあちゃんになっても使う!)」って思って購入したこともありますし、それらは、まだあと何十年と一緒に過ごす予定です。
そして、祖母の使わなくなったペンダントは、私の手元にあって使っていますので
世代を超えた一生物だと思っています。
高価な物でないと一生物にはなり得ないのか
一生物のジュエリーというテーマで書いていますが、アクセサリーだって
立派な一生物となり得ると思うのです。耐久性や変色の有無から言うと
ゴールドであれば14金以上がいいと思いますし、スワロフスキー(クリスタル)よりダイヤモンドが丈夫。でも、スワロフスキーや昭和によく使われた色ガラス、シルバーのアクセサリーだって、
50年以上経っても、素敵に使うこともできます。
例えば、思い入れがあったり、大切にしているエピソードがあるもの。
自分や家族が大切に使っていて、そして何十年経っても使っているなど
それはもう立派な一生物のジュエリーだと思います。
高価なものやブランド物だけが一生物ではないはずです。
経年劣化も含めて大切に思えるか
ピカピカのゴールド、シルバーの華やかさは素敵です。でも形あるものは絶対に傷もつくし、
多少なりとも凹みや変色します。磨くとある程度、新品のようになるのもジュエリーの素材ゆえ、すごいなと思うところですが、私は経年劣化も含めて、大切に思えるようなジュエリーが一生物になるのでないかと考えています。
以前、結婚指輪を洗浄だけでいいと伝えたのに、ピカピカにしてくれてしまって←
なんとも言えない気持ちになったことがあります。(今度から、傷も大切にしてると添えないといけないと伝えないとと思います。)
でもその例からすると、ピカピカにしたい人の方が多いんだろうなと思った瞬間でした。
そして、経年劣化も含めて大切にできると言うことは段々と使用感や劣化があっても
そのジュエリーを使い続けられる点も重要と考えます。
お洋服の毛玉やほつれをヴィンテージと取り扱うには限度があると思いませんか。
ジュエリーだって、あまりにチープな作りだと変形や変色、年齢に見合わない等で使い続けることができません。(先述した思い入れのあるアクセサリーは別です♪経年劣化したとしても、大切に思う気持ちは変わりないはず)
メゾンの物が一生物と言われるのは、ブランド物だからというだけでなく、歴史に裏付けされたクラフトマンシップやデザイン。上質な素材を使っているということもあると思うところです。
まとめ
一生物のジュエリーについて、考えをつらつらと書いてきました。
最後に、私なりの解釈で「一生物ジュエリーの定義」をまとめました。
- 一生物はないかもしれない(ずっと同じ形で使い続けられるとは限らない)
- ライフステージに寄り添ってくれるジュエリーは一生物である。
- ジュエリーは世代を越えて一生物になる(受け継ぐという形で何十年、100年。自分がいなくなっても残る)
- 一生物はブランド物や高価な物だけではない(思い出や時間を通して気付けば一生物だった)
- 経年劣化も含めて、愛しく思えるようなものが一生物。(その点ではメゾンのジュエリーを選ぶことも1つ)
これからもジュエリーの解釈を増やしていきたいです。読んでくださった方が
共感してくれたり、もっとジュエリーが身近になれば良いなと思っています。