サフィレット(Saphiret)とはチェコで1900年代初頭までに作られた変色ガラスのことです。
淡いブルーやピンク色で角度や光によって、ブルーやグリーンのシラーが見られ、
まるでオパールの様に輝きます。ガラスなのに、です。
製造方法が残っておらず、今は作ることができない
宝石とは何か?価値観を変えるほどの美しいガラスについて、まとめました。
サフィレットの魅力①
角度や光源によって、現れるブルーやグリーンのシラーが放つ
奥行きのある輝きが一番の魅力だと感じます。
ゆったりと優しい輝き方をしたり、蛍光灯の下ではパキッとしたブルーになったり
「ガラスなのに」です。
石好きさんも思わず何の石?と思う程
サフィレットの魅力②
美しい輝き方をすることに加えて、「もう作ることができない」ため
アンティークやヴィンテージのコレクターからも、とても人気があるそうです。
製造方法は諸説あり、「ヒ素が入っているため」「金を使っており、素材の高騰で作られなくなった」
など様々です。
工房によっても配合に違いがあるみたい
何でも解析したり、技術が進んでいくのに解明されていないなんて
すごく不思議でロマンチックに感じます。
サフィレットとサフィリーン
サフィレットを検索すると、ルースやハンドメイドのお店も
色々と出てきますが、どうやらサフィリーンも混じっているとのことです。
サフィレットのコレクターさんが注意喚起しておりました。
性質が謎だからこそ、見極めが難しい
ちなみに、サフィリーンは1960年代ごろにドイツでサフィレットを再現しようとして
作られた変色ガラスのことです。サフィレットより色が薄かったり、透明感があることが
特徴の様です。個人的には滑るような透明感は涼しげで素敵だと感じます。
特徴や時代に違いがあるので、名称にこだわることは大切かもしれませんが、
美しいものは美しい。そして、ヴィンテージも将来のアンティーク。
素敵なものを見極める目が大切だと感じます。
本物思考と美意識について
「ガラス」は宝石ではありませんが、キラキラと輝き美しさを放ちます。
教会のステンドグラス、江戸切子のグラス、シャンデリアなんかもそうですね。
ガラスの指輪は誰かにとっては、全然価値がないかもしれません。
でもサフィレットの不思議な光を見ていると、素材やブランドに囚われることから
一旦離れて、ただ美しいものに惹かれる気持ちを思い出させてくれるような気がします。
子どもの頃に素敵だと思って、集めていた「ビー玉」「貝殻」「シーグラス」
「押し花」元々、自分が好きなものは何だっけ。そんな気持ちになります。
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まとめ
不思議なガラスのジュエリーについて、書いてみました。
とっても面白い輝き方をするので、一つルースがあっても
楽しいかもしれませんよ^^
古いもの好きな方だけでなく、石好きさんにもおすすめのサフィレットでした。
チェコといえば、ボヘミアガラス!のイメージでした。ガラスの製造には
歴史があったのだと感じます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。