精神保健福祉士のriiです。皆さんは、休みを上手に活用しますか?「休みたいけど、休めない人」は真面目で頑張り屋、責任感が強い方が多いです。さらに心理的な面で、休むことに対して、罪悪感を持ちやすい場合や人(会社)から頼られると断れない方、もっと頑張ってしまう方も多く、心のバランスを崩して、精神を病んでしまったケースとも多々関わってきました。
・休みたいけど、休めないのはなぜ??
・自分の休みに対しての認識を振り返る
・上手にリフレッシュしたい
休みたいけど、休めない心理
「仕事を休みたいけど、休めない」人は案外多いのでないかと思います。特に心理的な面では、「休む」ということに対しての意識や考え方が大きく影響します。休む=罪悪感 申し訳ない 迷惑をかける等。日本の学校教育では、「皆勤賞」があったり、休まずに頑張ることが美徳とされる感覚を多かれ少なかれ、持っている人が多く、あの人は休んでばかりだ=やる気がないと認識されてしまうことも。
あるいは、仕事を頑張ることや人や会社から頼られることで、自分を認めることができたり、
職場が自分の居場所となっているからこそ、他の人に代わることへの不安感なども
あるかもしれません。
単純に罪悪感があるというだけでなく、休めない背景には一人一人の認識や価値観、仕事観、心のあり方も大きく関わっています。
休むことの認識を振り返る
「休み」について、どう考えますか??
上記で挙げたような仕事での年休。
あるいは、主婦や子育てをしている人の余暇(自分の時間)。
自分の時間を過ごすことについて、罪悪感や申し訳なさが出てくる場合は
休むこと自体も負担、億劫になってしまうと思います。
特に主婦や子育てについては、家庭での役割=◯◯でなければならない。
これも社会に求められる規範のようなイメージがあり、真面目な人ほど
抱え込みやすいものです。さらに仕事も家庭も「私でないとダメ」
「他の人には任せられない」というケースも特に職場においては、本来は健全ではないかもしれません。(責めていないですよ^^)
「私でないとダメ」と頑張れているうちは良いのですが、ある時プツッと
糸が切れてしまう可能性も。少しでも緩められるといいですね。周りに任せられない理由は
何でしょうか。
・休むことへの罪悪感の正体は何だろう
・「私でないとダメ」は本当??
また、休むことを妨げてしまうケースですが、残念ながら
人手不足や職場環境、家庭の事情など、自分でコントロールしづらいこともあります。
一方で「年休が取れる環境なのに休むことに抵抗がある」
「家族から、たまには1人でゆっくりしてきたら」と言われたけど、できない等
は休むことへの罪悪感と向き合ってみると、「意図して休む」ことを続けると
休み上手に近づけると思いますよ。
意図して休むメリット
「休み」を取ることで仕事や家庭のパフォーマンスが上がったり、自分の時間を過ごすことで
自分の人生を生きることができます。1日休むのに抵抗があれば、半日、数時間でも良いのです。
少しカフェでお茶をする。マッサージに行く。家でボーっとする。植物の世話をする。
休みだから、◯◯しないといけないということもないし、
休みに理由はいらないはずです。
休みは「より日常のパフォーマンスを上げる1つの方法」です。
・頑張ってる人ほど、時間があったら、「何もしない」のも1つ
まとめ 私の話
私が新卒後すぐに勤務した職場は休みが取りにくい環境でした。年休システムの承認も使いづらく、
上司もほとんど休まない、さらに仕事も担当制で人に変わってもらいづらい状況。そのため、年に3回くらいしか使っていなかったと思います。
部署移動した先ではスタッフは気軽に年休をとり、業務も担当というよりシフト制に近い形です。
同じ職場でも部署でこれほど差があるのだと驚きました。そして転職活動を進めて、
現在の職場は年休取得も推奨され、かなりホワイトです。それでも
年休取得の差は大きく、休みを取るように指導されている方もいます。
それは個人の「休み」への認識や価値観が影響していると考えられます。
忙しい日々ですが、少しだけでも自分を緩めていけると良いかもしれませんよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。