ジュエリーが出てくる本や小説をレビューします。ジュエリーを愛でる方法は様々です。読み物としてのジュエリーを楽しむのも素敵な時間。宝石が出てくる本や小説を探している人向けの記事です。
ジュエリーの本を読むメリット
SNSの時代ですが、本で読むことに楽しさを感じています。
元々、本が苦手な方はスタイルブックやマガジンも良いと思います。
本を読むことで得られたこと、個人的な発見を簡単に整理してみましたよ^^
①「好きなブランド、メゾンの背景や歴史を知ることができる」
→ブランドそのものや手持ちのジュエリーに愛着が湧くこと尚更です。
②「ジュエリーにまつわる歴史、文化史を知ることができる」
→私は特にヴィンテージジュエリー、アンティークジュエリーが好きなので、当時の時代背景を知ることに夢を感じます。最近では美術館の絵画を見ても、当時の人のファッションやジュエリーに目が行きます。
③「精神的に満たされる」
→これは本を読んでいて発見したことです。「知りたい」というのも欲求の一つ。
それが満たされることにより、精神的な満足感が大きく物欲も抑えられるかもしれません。
④「欲しいジュエリーと向き合う」時間になる
特にスタイルブックを読んでいると、どんなイメージのコーディネートがしたいのか、
手元に足りないジュエリーは何か吟味する時間となります。
SNSも良いですが、自分のペースで頁をめくることに意味があるかもしれません。
歴史を知るならこの2冊
先日のblogでも紹介した本にはなるのですが、私の感想箇条書きです。
「ジュエリーの世界史」山口 遼 先生
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- 著書の先生は婦人画報でコラムを書かれたり、宝飾史の研究家として著名な先生
- 独特の言い回しが面白い(ちょっぴり毒舌)
- 日本と西洋のジュエリー史を比較して読み進められる
- カルティエ、ハリー、ティファニー、and more ♪世界ジュエラーの創始者や歴史を知れる
- ミキモト 真珠の素晴らしさも知れる
- ジュエリーの選び方、良いお店(店員)良い客とは?具体的なアドバイスが聞ける
「すぐわかる日本の装身具」飾りと装いの文化史 露木 宏 先生
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- 著書の先生は日本宝飾クラフト学院の理事長先生、ジュエリー文化を研究されている
- 古墳、弥生時代、江戸時代〜〜昭和と幅広い年代の装いについて、タイトに整理
- カラー写真がたくさん、文章も盛りだくさん。例えるなら、社会の資料集のような感じ
- 日本独自の歴史が装いやジュエリーにも反映。着物、刀、西洋化、戦争、戦後と興味深い
- ジュエリーだけでなく、帯留めや簪、櫛の素敵な細工がたっぷり眺められる
- 男性の装いについても言及されている
ジュエリーが出てくる小説もある
冷静と情熱のあいだ 江國香織
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少し熱くなってしまうほど、私は江國さんの小説が大好き。
お話としては、男女の話です。人の心と時間の流れを取り扱っている素晴らしい作品。
主人公、アオイはイタリアでアンティークジュエリーのお店で勤めています。女性の一生とジュエリー。描写は多くないものの、場面の要所要所でジュエリーが持つ意味や役割が江國さんの美しい言葉で綴られています。そして、この作品の鍵を握るような「人の心」「時間」作品に出てくるのが現代物ジュエリーではなく、アンティークジュエリーだったという点がとても意味があると感じます。
ちなみに、赤は女性視点で江國さんによって書かれておりますが、青もあるのです。
青は男性視点の物語。辻仁成さんによって書かれています。絵の修復士としてフィレンツェで暮らす順正。どちらもおすすめの物語です。私は10代の頃から、もう何度も読み返しています。
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サファイア 湊かなえ
こちらはミステリー要素強め。少しゾゾっとするお話も。宝石の名前がついた短編集で
7つの宝石にちなんだ物語。好きなところから読むことができます。さすが湊かなえさんの
小説!という感じでクライマックスには衝撃が。冒頭でも書きましたが、怖い話から感動する話まで色々です。怖い方が多いかも^^
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あと気になっているのは、「宝石物語」さくらももこ まるちゃんです♪ほっこりしそう。
スタイルブック ファッションとジュエリー
私のブログでも何度も登場している、ジュエリー界隈ではもはやバイブル!
伊藤美佐季さんの 「そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら」
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- ジュエリーのテクニックが知りたい
- 何から揃えていいのか分からない
- 眼福ジュエリーに癒されたい そんな人におすすめの本です。
石田ゆり子さんの本も 私的おすすめです。
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- 石田ゆり子さんが好きな方
- ファッションと精神
- 哲学的な考え方
ゆり子さんの率直で凛として、面白くて、素直で真っ直ぐな言葉が胸に届きます。
知らず知らず、自分と向き合ってしまう そんな内容です。
文庫(ジュエリーは出ませんが)もおすすめします。ファッション、美、内面と向き合えるエッセイ。
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▶︎気になる本はありましたでしょうか?リンクから購入もできますが、
楽天ブックスは送料かからないですし、1冊から購入できて良きです。
ポストに届けてくれるので基本的に受け取りのストレスフリー!
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まとめ
思ったより、たくさん紹介できなくて、すみませんでした!
まだまだ、素敵な本や読んでみたい本があるので追記できれば良いなと思っております。
おすすめがあれば、ぜひ教えてください^^
最後まで、お付き合いいただき、ありがとうございました♪
よければROOMもどうぞ!