一生ものジュエリーについて、今までも何度か記事にしてきました。18金であるものが良いと
記事にしてきた私。もちろん、金の純度が高いほど高価になり、資産的な価値が
高いとされます。でもジュエリーとしての価値は?グーグル先生で検索すると
「10金嬉しくない」「10金錆びる」「10金安っぽい」となんとも悲しいキーワードが
検索されました。実際はどうでしょうか。
▶︎地金選び、ジュエリー選びの参考になれば幸いです
18金ジュエリーの与える印象
▶︎18金は全体の75%が金、残りの25%が銀と銅でできている合金です。
金の純度が14金や10金に比べて高い分、黄色みが強く、よりゴールド感を楽しめます。
「華やかな」「豪華な」「エレガントな」「リッチな」そんな言葉がぴったり。
さまざまな素材がありますが、ゴールドの重厚な雰囲気がより出るのが18金だと思います。
この試着バングルは、18金(YG)バングル細と10金(YG)太で結構
細さが違うのですが、18金は細くてもかなり存在感があり、ゴールド特有の貫禄が
感じられ、普段のコーデイネートもワンランクアップした印象を受けました。
▶︎いつ、どのように身につけるのか、どんな風になりたい(見せたい)のか
の視点=そのジュエリーを手にして得られることも視野に入れるといいと思います。
WG中心のコーディネートに小さく18金YGを取り入れるだけでも
雰囲気が変わるので面白いです。このリングはナチュラルダイヤを使っているので
よりカジュアルな雰囲気になりました。これがハイクラリティのダイヤモンドだと
また違った印象になると思います。
▶︎18金の好まれる理由は、ハイカラットゴールドだからこそ出せる華やかさ、
重厚感があることではないでしょうか。そして、ハイカラットゴールド=より金の純度の高い
ものを身につけることに価値を見出す場合、18金=本物のジュエリーと一般に
言われるのも分かると思います。
(それでも25パーセントは他の金属が混ぜられているのですから)
でも日本では9金以上で金とされているので、18金以外も実は立派な(本物の)ゴールドなのですよ。
18金ジュエリーのメリット
金の純度が高いため、アレルギーを起こしにくいのがまず1つ目の利点です。
(私もアレルギー体質なので、首周りにアレルギーが出ているときは
残念ながら、18金以外のネックレスは控えます。)
2つ目の利点は、別の金属を含む分量も少ないため、酸化しにくい=変色しづらいこと。
そのため、経年劣化しづらく世代を経て、受け継がれることも可能です。
そして、3つ目の利点として、資産的な価値も高くなることが挙げられると思います。
▶︎このメリットから、一生ものとして考える場合18金が有利だと考えていました
でも、18金も変色するし(金焼け)、他の合金に比べて金属としての強度が
弱くなるため、摩耗しやすいと言うデメリットも。果たして18金でないジュエリーは
一生ものになり得ないのでしょうか。
14金と10金の選択肢
14金は金の純度は58%、10金は金の純度42%です。
私はどちらのジュエリーも愛用しています。この中に14金のジュエリーが
1つ、10金のジュエリーが1つあります。分かりますでしょうか、
14金は「柔らかなゴールド味」を楽しむことができ、かつ遠目にも
ゴールドだと分かります。10金に比べて、アレルギーが出る確率もかなり低くなります。
18金に比べて、お手軽にゴールドジュエリーを楽しみたい場合にかなりおすすめです。
▶︎肌質で18金だと、やや黄色味が強く感じられる場合に14金の
やさしいゴールドは馴染みやすいです。18金ジュエリーが似合わないと
感じられる方も14金であれば身につけやすくなるかもしれません。
▶︎ハイジュエラーでは一般に18金以上のハイカラットゴールドを取り扱っているため、
14金のジュエリー自体が流通していないことが多く、オーダーや一昔前の
ヴィンテージ、アンティーク市場が選択肢になってきます。
10金になると、割金によって色の風合いがかなり異なってきます。
▶︎10金については、半分以上は他の金属を混ぜているわけですから、割金によって
地金の風合いの違いが出るのは、かなり自然なことだと思います。
10金だからと選択肢から外すのはもったいないかも。好きな風合いの地金と出会えたら、
手にするといいのではないか。しかも丈夫な点が普段のジュエリーに最適。これが最近の私見です。
地金ミックスコーデ
一昔前は、地金の種類や色味(ゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールド)等をミックスして
楽しむことはしなかった様なのですが、今はそれぞれミックスさせるコーディネートも
かなり浸透しています。私も勉強中ですが、地金や色味の違う素材を組み合わせた
コンビのデザインだと全体でもミックスしやすいと感じます。
ジュエリーに限らず「自由」「個」を重んじる文化が尊重されるようになり、
「好きなものを自由に身につける」ことが自然になってきたのかもしれません。
地金を統一させるコーディネートも素敵ですが、あえて違う金属を混ぜることで
こなれた雰囲気や抜け感を出すと言うのが最近の流行の様です。
そして、ここ数年でも大人のシルバージュエリーの需要も高くなっている気がします。
年齢を重ねると重厚感あるジュエリーが似合うようになっていくことが
多いかと思いますが、全てをゴールドにするとマダム感やバブリーな雰囲気にもなることも。
部分的にシルバーやWGを取り入れるとお洒落ですね。
インスタのジュエリーアカウントは、とても勉強になります。
また、地金ミックス、男女問わず身につけられるジュエリー、社会の流れがジュエリーにも
影響していると感じます。大人のシルバージュエリーもどんどん楽しみたいです。
まとめ
ジュエリーといえば18金一択だ!という考え方が主流だったかもしれませんが、
好きなものを好きなように身につける、性差も関係なくジュエリーを楽しむ風潮が
年々増しているような気がします。
▶︎実際に私の保有する祖母のジュエリーやアンティークは14金や10金以下の素材も多く、
年数もかなり経っているものの、令和の時代へと受け継がれています。
売却することや資産としてのゴールドであれば、ハイカラットゴールドであることは不可欠かも
しれませんが、ジュエリーとしての一生もの。その定義には金の純度はそれほど
関係ないかもしれません。むしろ摩耗には強いのが14金や10金です。アンティークやヴィンテージのゴールドジュエリー、彫りの入ったデザインなんかは、18金よりも綺麗に残っている
気がします。酸化による劣化は、例えばそのまま温泉に浸かるとかしなければ、
そんなに気にならないかと思っており、最近は金位に関わらず、気に入った色味なら、OK!
大事にお手入れしながら使えば一生物ジュエリーになると考えています。
▶︎ゴールドは新品磨きすることで、ピカピカに復活。Used市場も需要延びています。
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いずれにしても、今手元にあるジュエリーを大切に次の世代へ
受け継ぐことができれば幸せだと思います。
それでは、最後までお読みいただき、ありがとうございました。