仕事や家庭、子育て、友人付き合い、生活の中で生まれるモヤモヤとした気持ちは、なるべく早く手放してしまいたいもの。でもなかなか、難しいですよね。嫌な気持ちを手放すステップと気持ちとの付き合い方についてお話しします。
春はメンタル不調にも要注意
気持ちの切り替える 最初の方法
行き場のないモヤモヤとした感情を手放すのに有効な方法は、自分の中での切り替えスイッチを作るのがおすすめ。例えば、「お茶を沸かす」「アロマを嗅ぐ」「手を洗う」など生活の中でできる簡単な動作が手軽です。そして、五感を使うものであれば、より効果的。
職場であれば、手を洗って香りの良いハンドクリームを塗り、労るように手や指をマッサージすると心も落ち着いてきます。
最近私はハーブティを入れて一呼吸しています
イライラモヤモヤしていると、呼吸も浅くなってしまうものです。ゆっくり呼吸も意識します。
ロールオンのアロマも手軽なので、職場に置いています。
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切り替える方法をたくさん見つける
気持ちの切り替えスイッチを入れたら、そのまま違うことをしてしまいます。疲れた時や嫌なことがあった時の自分のご自愛方法を見つけておくことで、ストレスから離れる手段が増えます。いろいろ試してみて「落ち着く」「リラックスに繋がる」「好きなこと」を増やしていくイメージです。
- 好きな飲みものを入れる
- ゆっくりお風呂に入る
- 運動する
- 好きな料理を作る
- 笑えるYouTubeを見る
- 癒しの動物動画を見る
など、箇条書きして見ていろいろ試してみるのもおすすめです。
難しく考えなくてOK
どうして切り替えスイッチが有効?
切り替えスイッチの有効なポイントは、一旦違う行動を取ることで、そのストレスや嫌な感情と距離を取ることができるという点です。ぐるぐると頭の中に浮かぶ嫌な言葉や気持ちと少しだけ離れることができるのです。結果、少し落ち着くことができる。
また、繰り返し行うことで意識的に嫌な気持ちを手放す習慣が生まれてきます。
それでも難しい時は?シロクマ理論
とはいえ、出来事の大小や自分の体調で気持ちの切り替えが難しいこともあります。有名な心理学の実験で「今からシロクマのことを絶対考えないでください」とお題を出して、一定時間後に検証するというものがあります。
シロクマ理論というよ
「考えないように」という意識が働き、結果的にそう言われない場合と比較して、よりシロクマのことを考えてしまったという実験結果が出ており、人は「考えないようにする」というのがどれほど難しいか、「考えないように」すればするほど、そのことを考えてしまうということが示されています。
つまり、考えないようにしているのに浮かんでしまうというのは自然なことなのです。
切り替えができない自分を責めないで
切り替えが難しい時は、「それほど自分は腹が立ったのだな」「責めてしまっているんだな」「本当嫌だったな」等、自分の中の自分の感情に寄り添ってあげてくださいね。
▶︎知り合いの心理士さんに教わった本です。
私も何度も読み返しており、イライラや悲しさ、困った感情をどう扱ったら良いのか。
そのような状態に陥っているときは、自分の感情の理由も分かりにくいもの。
あっそうか〜と腑に落ち、何度も救われた1冊。
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こちらは心理職でない医療者向けなので、もう少し深掘りしたい人向け。
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オンラインでも情報があふれていますが、関心のある方は書籍も安心の1冊があれば支えになります。
まとめ
とはいえ、私自身も気持ちの切り替えは苦手で職場でイライラする出来事があり、上司とぶつかることもしばしば。でも一度和解したら、いつまでも嫌な気持ちを引きずる訳にもいかないので、
このところ、暖かいハーブティを飲んで心を落ち着けています。ミント味でスッキリ、カモミールも少し入っていて心も落ち着けます。
それでも難しい時は、家で家族に聞いてもらったり、お風呂に好きな入浴剤をたっぷり入れてみたり。
今回は嫌な気持ちの切り替え方なので、出来事の根本的な解決のお話ではありませんが、
続く日常の中では、気持ちの切り替えが上手になる=機嫌よくいられる時間が増える。
とても大切なスキルだと考えています。
無理せずに続けていきたいです
最後までお読みいただき、ありがとうございました。